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胡散臭いシステム最適化ソフトに気をつけよう!

胡散臭いシステム最適化ソフトに気をつけよう!

あなたのパソコンに深刻なエラーがあります!
あなたのパソコンの潜在的な速度を引き出すには・・・

このようなメッセージを表示するバナー広告を見かけたことがありませんか?

こうした広告をクリックすると、日本語で書かれたホームページが表示され、
Microsoftのパートナーだというロゴを記載し、安心信頼できるソフトウェアだと思わせ、
インストール、そして購入を促してきます。

実際にそうしたソフトを購入して使用するとパソコンが快適になるどころか不安定になることがあります。

実はこれ数年前から発生しているお金を騙し取る詐欺の一種なのですが、
未だに被害に遭われる方が発生しているようです。

こうしたソフトウェアや手段をご存知じゃなかった方は、
ぜひこのまま読み進めて、被害に遭われないように気をつけて下さい!

マイクロソフトのパートナーとは?

システム快適化ソフトやシステム修復ソフトと”称した”販売しているメーカーなどが
Googleなど様々な広告プログラムにリンクを出し、ユーザーがその広告をクリックしてみると、
そこのホームページにはマイクロソフトのゴールドパートナーであるとロゴを載せているところがあります。

ゴールドパートナー1 ゴールドパートナー2

いかにもMicrosoftが認めたようなメーカーという感じがしますが、違うんですよね(汗

このマイクロソフトのパートナー制度ですが、以前まではマイクロソフトにお金を払えば、
厳しい認証手続きを受けることなく”登録パートナー”としてパートナーになることができたそうです。
そのため一種の詐欺ソフトを販売するソフトウェアメーカーが
簡単にMicrosoftのパートナーを名乗ることが出来たわけですね。

この登録パートナー制度を利用して、
多くのユーザーに全く役に立たない最悪なソフトを購入させることに成功した数社のうち
日本で有名なのがRegistryBoosterというソフトを制作したUniblueというメーカーです。

このソフトは新規にOSをインストールした直後などでも、
レジストリに深刻なエラーがあると見せつけ、
エラーを完全に取り除くにはソフトを購入しろという表示を出し、
不安を煽って実際に商品を購入させようとしてきます。

この手の手法は点検商法と呼ばれる悪徳商売のひとつですので、
みなさん絶対に買ったらだめです!

そもそもレジストリというものを綺麗にしたところで、
パソコンのパフォーマンスが向上するとは考えられません。
レジストリのデフラグを行なってくれるソフトもあるようですが、意味無いでしょうね。

ちなみにRegistryBoosterをウイルスだと認定したウイルス対策ソフト制作ベンダーもあるようで、
そのためかUniblueではRegistryBoosterの名称でソフトを販売するのをやめて、
Powersuiteという名称の商品を売るようになりました。
どちらにしても役に立たない悪徳ソフトには間違いありませんので、購入してはいけません。

Powersuite

OS初期化後すぐにそのPowersuiteの無料版(パソコンをチェックするだけのもの)でシステムチェックしてみましたが、
なんだがレジストリやらいろいろエラーを発見したと偽る相変わらず無茶苦茶なツールです。

ちなみにUniblueはすでにマイクロソフトの認定パートナーとして登録されていないにもかかわらず、
相変わらずパートナーあることを説明するロゴマークを載せています。

Microsoft Pinpoint

↑パートナー検索をしてもヒットしません。パートナーを解消されたのでしょうか?(笑

詐欺ソフトに引っかからないようにするためには?

パソコンの速度が200%UP!!など謳っているこうした詐欺ソフトたちは
Mcrosoftの更新ファイルを最新のものに適用したり、
ウイルス対策ソフトの定義ファイルを最新のものにしても
インストールを防いでくれることはできないので、自分で防衛するしかありません。

まず何よりもウェブページ上に表示されている、
「あなたのパソコンが・・・」など、こちらの不安を煽ってくる内容のものは
とにかく無視して気にしないようにしておく必要があります。

fake_banner

画像のようなバナー広告だけではなく、
検索エンジンの結果に出てくる広告にもリンクが出ていることがありますので、
怪しいと思ったら絶対にクリックしないようにしましょう!

また以下のことは詐欺ソフトにかかわらず、どのジャンルの製品のホームページでもいえることですが、
Q&Aなどで電話オペレーターの人や専門家の画像が貼り付けられていたり、
使用感想を述べている人の画像が貼り付けられていることがあります。

扱っている商品が正規のきちんとしたものばかりのサイトならば、
そうした画像のほとんどは自前で揃えた画像のはずです。
逆に言えば、いい加減な商品ばかりを扱ってる怪しいサイトだと、
恐らく他のサイトから無断転載して使用している可能性があります。

たとえば、PC Optimizer Proという詐欺ソフトのホームページにオペレーターの女性が載っています。

PCOptimizer


この女性の画像をTinEyeと呼ばれる強力な画像検索サービスで検索しました。
すると・・・下記のサイトから転載したものだということがわかりました。

PCOptimizer

このようにすれば怪しいサイトのボロが簡単に見つかるというわけですね(笑)

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