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G Data

G Data インターネットセキュリティ 2013

G Data

G Data はウイルス検出能力が高く、
第三者機関の実施するウイルス検知テストでもその実力は証明されています。

ウイルス検知には独自のダブルスキャンエンジンによる検出、
クラウドテクノロジーを駆使したセキュリティシステムを採用しています。
また新たに、ブラウザと通信の隙間を狙う新種マルウェアの動作を
阻止する”G DATAバンクガード”を搭載しています。
少し動作が重くても、ウイルスを防ぎたい方にオススメできる製品です!

価格 フィッシング対策 個人情報保護 有害サイトブロック WEBサイト
安全評価
ファイアーウォール
1,780円/年 × ×
電話サポート 迷惑メール防止 パソコン最適化 レスキューCD
作成
バックアップ ゲームモード
10:00-17:00
(平日のみ)
× × ×
公式サイトに行く

ウイルス検知能力の高さはトップクラス!

G Data のウイルス検知能力に関しては、ウイルスソフト対策ソフトの中でもトップクラス!
その検出能力の高さはよく知られているところです

BitDefender製のスキャンエンジンと、avast!製のスキャンエンジンを組み合わせた
独自のダブルスキャンエンジン機能
や、
クラウドテクノロジーを駆使したウイルス検知・フィッシングサイト検知が特徴です。

中でもダブルスキャンエンジンによるウイルス検知は、
2つのスキャンエンジンを使用することで、ウイルスの見逃しだけではなく、
誤検知してしまう確率も大幅に減らすことに成功しています

ダブルスキャンエンジンイメージ図

ウイルス検知に特化したウイルス対策ソフトと呼べるでしょうね♪

アイドリングスキャンスキャンにより動作の重さを改善!

G Data の難点として、「動作が重い」という点がかつてはありました。

しかし、 アイドリングスキャンという機能によって、かつての動作の重さは改善されています

この機能は、パソコンで別の作業をしている時には、
ウイルススキャンを一時的に自動停止してくれる機能です。

これにより、CPU等への負荷を軽減、動作が重くなる事を回避=動作を軽くしています
ただ、スキャンスピードに関しては「早い」というわけではありませんのでご注意を。

G DATAバンクガードで新種マルウェアから護る!

この数年、ネットバンキングの情報を盗み出すウイルスが世界中で増加傾向にあります。

普通はオンラインバンキングでの通信はSSLの暗号化によって保護されるので、
ウイルスが情報を盗むこと自体出来ないのです。

SSLとは?
インターネット上でセキュリティーが要求される通信に使用される通信規約のこと。
ウェブショッピングなど個人情報を入力するページで使用され、
個人情報が流出を防ぐ役割を果たしている。

しかし、ネットバンキングを利用するにあたってほぼ全員が、
Internet ExplorerやFireFoxなどのブラウザを利用されることでしょう。

SSLで暗号化処理を行うのに、
ブラウザで読み込める状態の情報に変換(復号化)される瞬間が発生します。
ブラウザにウイルスが潜んでいれば、復号化された情報を盗まれてしまうのです。

このような手口をMITB(Man In The Browser attacks)と呼び、
FacebookやTwitterのログイン情報もこの手段によって盗まれるケースも発生しています。

この手口のウイルスはライフサイクルが最大で3日間と短く、
被害ピークも発生から数時間と極端に短いために、
通常のセキュリティソフトの検出方法では検出が難しく、
未知ウイルスを検知するヒューリスティック検出でも36%しか検出できないと言われています。

そこで、G DATAは”バンクガード”機能を開発しました。

見やすいインターフェイス

この機能はブラウザのプラグインであり、
通常のブラウザのプロセスと実際のプロセスの相違を監視・検出するもので、
ブラウザ上で活動するウイルスによる不正操作を正しい状態に戻します。

この機能によって、
MITBの手口で使用されるウイルスを99%検出できるようになったそうです。

G DATAは、この機能を”最後の砦”というほど自信をもっています。

G Data インターネットセキュリティ 2013のレビュー!

BitDefender製のスキャンエンジンと、
avast!製のスキャンエンジンの両方を採用し、
日本国内ではあまり知られていない存在ですが、驚異的なウイルス検出力を誇るすごいソフト。
それがG Data インターネットセキュリティ・・・。

見やすいインターフェイス

↑最近のセキュリティソフトの中では、地味な感じのメイン画面です。

以下セキュリティソフトの各評価機関の最新データと、管理人独自の検証テスト結果です。

管理人独自のセキュリティソフトの検証結果
起動時間 PCMark 7
(Build 1.0.4.0)
CrystalMark 2004R3 ネット回線速度
(下り)
ネット回線速度
(上り)
75.6秒 1281 80019 72.63Mbps 20.89Mbps
ウイルスを発見できた数 ウイルス感染を防げた数 使いやすさ
96 72 簡単




AV-comparative.orgによる主要テスト結果
テスト名 Real-World
Protection Test
File Detection Test Heuristic / Behaviour Test False Alarm Test Performance Test
実施月 2012年6月 2012年3月 2012年3月 2012年3月 2012年6月
評価

検証結果
Advanced+
★★★
99.5%
Advanced+
★★★
99.7%
Advanced+
★★★
90%
13 false alarms.
(9位/23製品中)
Advanced
★★
174/200




AV-TESTの家庭向けセキュリティソフトのテスト結果
2012年6月
Protection Repair Usability Total 認証
5.5/6.0 5.5/6.0 4.0/6.0 15.0/18.0




Matousecのセキュリティソフトの検証結果
ファイアーウォールの防御率 4%

軽さについて

それでは各評価機関の結果から見てきましょう。

まず、av-comparativesのPerformance TestではAdvancedを獲得しています。
AV-TESTのほうでは、パソコンにインストールすることによって日々の動作に影響する時間が、
各社ソフトの平均値が10秒に対して、G Dataは13秒とちょっと遅めです。

次に、管理人独自の検証テストの結果ですが、
起動時間が75.6秒を比較的遅く、CrystalMark 2004R3では今回の検証テストの中でワースト2でした。
しかしながら、PCMark 7のスコアは比較的良い方で、G Dataによるインターネットの速度低下も見られませんでした。

これらのことを踏まえると、とにかく重いと言われているG Dataですが、
管理人にしてみれば、そんなに重いとは感じませんでした

マルウェア対策

G Dataのダブルスキャンエンジンの効果が発揮されました。

av-comparativeの誤検出テスト以外のウイルス対策テストではAdvanced+を獲得しています。
なお、ウイルス検出テストでは検証された製品の中でベスト1の成績を残しました。
ちなみに誤検出テストに関しては、Advancedとなっています。
これは採用しているavast!のエンジンの精度が影響していると考えられます。

AV-TESTのほうでも、保護力、修復力ともに5.5/6.0点の高スコアをマークしています。
Usabilityが4.0/6.0点なのは少し気になるところですが、比較的素晴らしい結果でしょう。

さて、管理人独自の検証テストのほうでは、ウイルスを検出できた数が96個、
感染を阻止できた数が72個と高い検出力となかなかの感染防止力があります。

見やすいインターフェイス

ところで、このG Dataインターネットセキュリティですが
少し強力過ぎるところがあります。

例えば、圧縮ファイルの中からウイルスが検出されたときですが、
圧縮ファイルそのものが削除されてしまいますので、
圧縮ファイル内の全く無害のファイルも削除されることになります・・・。

ウイルスだけ削除されるように改良してほしいところですね。

ファイアーウォール

基本的にオートバイロットモードで利用されるのが推奨されます。
ただリークテストの結果はそんなに良くないので、知識があるならば自己流の設定をしたほうがいいでしょう!
もちろん、Windows標準のファイアーウォールより遥かに性能が良いです(笑

見やすいインターフェイス

スパム対策

迷惑メール対策はドイツ製のソフトということもあり、
日本語の迷惑メールには誤検出してしまうこともよくあるみたいで、
よく誤検出されてしまう時は個別に設定してあげる必要があります。

アンチスパム

個人情報保護・WEBサイト評価

G Data インターネットセキュリティ 2013には
個人情報保護機能やWEBサイト評価機能が備わっていません。

なぜ搭載されていないのか販売代理店である株式会社ジャングルのサポートページ問い合わせていました。

Q. どうして個人情報保護機能とWEBサイト評価機能が搭載されないのでしょうか?
A.




お問い合わせの件、WEBサイト評価機能につきましては、
あくまでもセキュリティソフト会社が独断で判断する評価でございまして、
またこちらの機能を有効にすることによりまして、サイト閲覧速度が低下しますので、
評価という意味では、弊社製品には搭載しておりません。

また個人情報保護機能につきましては、
「G Dataバンクガード」にはブラウザを利用して情報を盗み出す不正プログラムに対し、
ブラウザ内での不審な動作を即座にブロックし、大切な個人情報の流出を防ぐ機能を有しておりますので、
それのみの機能はございません。


なんとなく納得できる解答ですが、
WEBサイト評価機能を削ることによって、今の動作の軽さを維持しているような感じですね。
しかし、独断で判断する機能というのは当たり前な話ですよね。
他社の評価をそのまま真似して載せるだけの機能ならいらないですからね。

あと個人情報保護については
G Dataバンクガードが個人情報保護機能の役割を果たすような感じですね。

ちなみにこの解答だけでも、かなりぶっきらぼうな感じがしますね。
製品サポートはあまり期待できないとおもいます。

ペアレンタルコントロール機能(有害サイトアクセス対策)

G Data インターネットセキュリティ 2013に備わっているペアレンタル機能は
あまり精度がよくありません

例えばアダルト系ジャンルを閲覧禁止にしていても、
普通にアクセス出来てしまうアダルトサイトがあります・・・。

フィルタリング

ゲームモード・バックアップ機能

G Data インターネットセキュリティにはゲームモードはありません。
したがって、ゲームをプレイする際に何かしらの不具合があるようでしたら、
ファイアーウォールのセキュリティレベルを下げるなどご自身で設定してあげる必要があります。

また、バックアップ機能も備わっておりません。

G Data インタネットセキュリティ 2013のダメなところ

他社製品に比べて、バックアップ機能や最適化機能、
仮想実行機能などの追加機能がG Dataにはありません。

また、日本にもG Dataの現地法人があるのですが、
ソフトを販売・サポートをしているのは代理店です。

サポートの対応がかなりぶっきらぼうな感じがしますので、
NortonやKasperskyなどの日本法人を置いているメーカーなどと
同等のサポートを受けることが出来るのか少し心配なところがあります。

ウイルス検出に特化したソフト

G Dataインターネットセキュリティ 2013は
バックアップやスパムメール対策などの機能は大したことありませんが、
ウイルススキャエンジンを2種類以上積むことで、
かなりウイルス検出に強いセキュリティソフトとなっています。

サポートがあまり期待できないのと、機能が少なかったりしますが、
その分ソフトの値段も安いので、ウイルス検知力の高いソフトがほしい方は、このソフトがオススメです!

「G Data公式サイト」 に行く→

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