Avira Internet Security

それでは各評価機関の結果から見てきましょう。

まず、av-comparativesのPerformance TestではAdvanced+を獲得しています。
AV-TESTのほうでは、パソコンにインストールすることによって日々の動作に影響する時間が、
各社ソフトの平均値が10秒に対して、McAfeeは9秒とわずかに早めです。

さて、管理人独自の検証結果のほうでは、
インターネットのダウンロードの速度測定で、上りは7.74Mbpsで
下りは測定することが測定することが出来ませんでした。。。
これはちょっと原因がよくわかりません・・・。

あとパソコンの起動時間も61.4秒、
PCMark7のスコアがベスト1の結果で、CrystalMark 2004R3の結果も良い方でした。

したがって、Avira Internet Security 2012を導入することでパソコンの動作に与える影響というのは
かなり少ないと考えられます。
実際にパソコンに動作にもたつきを感じるということは一切ありませんでした。

各評価機関から結果を見ていきましょう。

av-comparativesのウイルス対策のテスト結果は、ほとんどAdvanced+を獲得しており、
感染阻止をテストするReal-World Protection TestではAdvancedの評価を得ています。

AV-TESTでは、そこそこ高い点数を獲得しています。

それでは管理人独自の検証テストの結果です。

ウイルススキャンで検知できた数は94個、ウイルス感染阻止出来た数が77個でした。
この結果は今回検証したソフトの中で、かなり優れた結果でした。

総合的に見て、Avira Internet Securityのマルウェア対策はかなり優秀であることは間違い無いと思います。

Avira Internet Security 2012の設定には標準モードとエキスパートモードがあります。
標準モードではパソコンにあまり詳しくない方にも比較的わかりやすく設定出来るようになっていますが、
エキスパートモードではセキュリティレベルを標準モードに比べると細かく設定出来るようになっています。

特にファイアウォールに関しては、エキスパートモードで細かく制御出来るようになります。
なお、性能に関しては他社製品と同等のレベルです。

搭載されているスパムメール対策機能は学習機能搭載のものです。
したがって最初のスパム検出機能は特に日本語の迷惑メールの検出精度がイマイチなので、精度を上げるには学習させていく必要があります。

Avira Internet Securityに個人情報を保護する機能やWEBサイトに脅威があるかを評価する機能は搭載されていません。

Avira Internet Securityのペアレンタルコントロールも
他社製品同様に禁止ジャンルの設定、使用時間の制限などを設定することが出来ます。

アダルトカテゴリに関してはほとんどブロックしてくれますが、
それ以外のジャンルのサイトについては、判定精度がイマイチです。

Avira Internet Secuirty 2102にはバックアップ機能があります。
と言っても、単純にバックアップ指定先にファイルをコピーするだけの機能で、
バックアップを実行すると、ウイルススキャンをしてから指定先にバックアップするようになっています。

ゲームモードやパソコン最適化などの機能は備わっておりません。

バックアップ機能がそんなにたいしたことありません。
またペアレンタルコントロール機能も精度が低いので、別途ソフトを用意したほうがいい気がします。
あと、個人情報を保護してくれる機能がないので、情報流出には気をつかいそうです。

あと電話サポートも受けることができますが、連絡先の情報は
会員ページにログインしないとわかりません。
したがって、もしパソコンに不具合が起きてまともに使えない状態になってしまった時のために、
電話番号はあらかじめ控えておく必要があります。