無料で利用できるNorton Online Family！

Norton Internet SecurityやNorton 360などのセキュリティソフトを販売しているSymantec社が
無料で提供しているフィルタリング機能（ペアレンタルコントロール機能）のことです。

Norton Online Family　(https://onlinefamily.norton.com/familysafety/loginStart.fs)

ほかのメーカーが提供・またはセキュリティソフトの機能として付属しているものと比べて優れている点は以下の2点です。

○Web上で管理するので、自宅や外出先などあらゆるところから確認できる！
○複数のパソコンを管理することができる！

他社のペアレンタルコントロール機能の場合、セキュリティソフトを導入したパソコンを1台ごとに設定・管理するので、
家族1人ごとにパソコンがあるご家庭の場合は、管理がかなり面倒になりますね・・・・

しかしNorton Online Familyの場合、ノートンのアカウントを作成し、
監視したいパソコンに「Noton Safety Minder」というソフトをインストールして初期設定さえ行えば、
あとはWeb上でどこからでも一括に管理できるので大変楽です。

それでは実際に何ができるのか、試してみたことを具体的に紹介していきたいと思います。

ここでは試しにテスト用PCに”長男”というアカウントを作成し、
Norton Safety Minderをインストールして動作を確認してみました。

まず上記リンク先のNorton Online Familyで作成したアカウントにログインし、
”長男”のプロファイルの設定をしました。

まず遮断するWebサイトのジャンルやURLごとに許可・遮断するなどを設定します。
ジャンルも細かく分かれているので、良いと思います！

次にGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索するキーワードのフィルタリングの有無を設定します。
jジャンルごとに細かく制限できるように設定できればよかったなと思います。

次はWindows Live Messengerなどのインスタントメッセンジャーの監視設定です。
最近ではMessengerやLimeChatなどのIRCクライアントソフトを使って会話をするということは減りつつあると思うので
そこまで重要な機能ではない気がします。

次にmixi,Facebook,Twitterなどのソーシャルネットワークの設定です。
初期設定だと監視がオンになっています。

そしてパソコンの使用時間の制限の設定です。
曜日ごとに許可する時間帯を設定、１日あたりの使用時間を決めたりもできます。

最後に、メールの通知設定です。
初期設定では会員登録しているメールアドレスに通知されます。
この通知機能は”長男”がルールを破ろうとする度に通知メールが届きますので、少し注意が必要です。

設定を終えた状態で、長男のアカウントでWindowsにログインしますと、
この画面が出てきて監視されていることを教えます。

この状態で禁止カテゴリにアクセスしてみると、次のような警告が出ます。

仮に監視されている使用者がNorton Safety Minderをアンインストールしようとしても
保護者のメールアドレスとパスワードが必要ですので出来ません！

Norton Online Familyは無料で使えるわりにはあまりにも高機能ですごいです。

しかし正直に言うと、何もかも監視しちゃうわけですから、プライバシーなんぞ無視してしまうことになります。
いくら自分の子供でも、ある程度はプライバシーを尊重してあげないといけないと私は思います。

したがって、実際にNorton Online Familyを使うなら
お子様とお話されてルールを決めてからのほうが絶対に良いと思います！